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[注目製品PickUp! vol.75]3Dビジョンシステムの撮影速度を3倍に/Zivid「Zivid2+R」

ノルウェーに本社を置くZivid(ジビッド)は昨年12月、ロボットアームの手首に取り付けるタイプの3Dビジョンシステムの新製品「Zivid2+R(ジビッド・ツー・プラス・アール)」を発売した。従来比3倍の撮影速度を実現した機種で、3Dの点群情報だけでなく、色の情報も同時に取得できる。透明な対象物(ワーク)や光を反射するワークも精度よく認識可能だ。「Zivid2+Rならビジョンシステムがボトルネックにならず、システム全体の生産性を高められる。3Dビジョンシステムには安価なものもあるが、Zivid2+Rのような高性能・高品質な製品を選ぶべき」と黒澤和人セールスディレクターは言う。

[ショールーム探訪vol.34]製品の良さを見て触れて体感できる/オークラ輸送機「オークラ本社工場ショールーム」

マテリアルハンドリング(マテハン)大手のオークラ輸送機(兵庫県加古川市、大庫良一社長)は、顧客に最新技術を提案する場として本社敷地内に「オークラ本社工場ショールーム」を構える。記者がショールームを訪ねた日は同社製品の導入を検討する顧客向けの内覧会が開催されていた。記者も顧客に混ざり、実際に製品を試したり、間近でロボットが動く様子を目の当たりにしたことで、製品の機能や強みを体感できた。

山善が傘下の東邦工業とロボットシステムを共同開発

山善は11月28日、グループ企業の東邦工業(広島市安佐北区、丸山洋彦社長)と共同開発したロボットシステム「ROBO-COTATZ(ロボこたつ)」を発表し、販売を開始した。ロボこたつは、協働ロボットを載せた架台を自律走行型搬送ロボット(AMR)がリフトアップして運ぶ。協働ロボットを必要な場所に適時配置し、運び終えたAMRは別の搬送作業ができるため、効率的に運用できる。標準仕様で最低価格が税抜き1680万円。今年度に10セットの販売を目指す。

[注目製品PickUp! vol.74]使いやすさ重視のAGFでパレット搬送を効率化/ハクオウロボティクス「AutoFork」

ハクオウロボティクス(東京都荒川区、鈴木智広社長)は、無人搬送フォークリフト(AGF)「AutoFork(オートフォーク)」を開発、販売する。複数の荷役台(パレット)を一括で認識し、効率よく搬送できる点が特徴だ。AGFの扱いに不慣れな物流現場でも使いやすいよう、手動モードで動かした経路を自動走行に反映できる機能も備える。11月には物流拠点に初めて導入された。今後はさらなる拡販に向けてサポート体制も強化する。

PSで多彩な自動化ソリューションを提案/ナ・デックス

ナ・デックスは11月13日~11月15日の3日間、愛知県北名古屋市のショールーム「ナ・デックス技術センター」でプライベートショー(PS)「NADEX Private Show(ナ・デックス・プライベート・ショー)2024」を開催した。最新の溶接技術だけでなく、混載の積み付け作業や外観検査の自動化などの多彩なソリューションも来場者の注目を集めた。

外観検査をAIだけに頼らない!“あえて”リモート目視も取り入れる/リモートロボティクス×TDSE

「外観検査を人工知能(AI)だけに任せても100%正しい結果を出せるわけではない」と、良品AI外観検査システム「TDSE Eye(アイ)」を設計、開発するTDSEの柴田敦新規プロダクト開発グループ長は明かす。精度を高めるためのAI学習には時間がかかるため、あえて目視検査も取り入れることを提案する。そこで目を付けたのが、リモートロボティクス(東京都港区、田中宏和社長)が提供する遠隔ロボット操作サービス「Remolink(リモリンク)」だ。AIが判断に困るもののみを目視で検査するため、精度を担保しながら検査作業の大半を自動化できるようになる。

独自の振動制御技術を搭載したロボット発売/三菱電機

三菱電機は11月1日、産業用ロボット「MELFA(メルファ)シリーズ」の新製品「FR PLUS(プラス)」を発売した。動作が高速かつ高精度な点が大きな特徴。「メルファHigh Drive(ハイドライブ)機能」を搭載しており、独自の振動制御アルゴリズム(計算方法)で位置決め時の振動を抑えられる。動作経路の補正にも優れ、軌跡精度が高い。

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