[ロボットが活躍する現場vol.25]多彩なロボ活用で物流DXを実現/トラスコ中山
機械工具専門卸商社のトラスコ中山は、先端的な物流センター「プラネット埼玉」(埼玉県幸手市)にパレタイズロボットシステムを導入した。だがそれも多彩なロボット活用の一端に過ぎない。プラネット埼玉は「物流のデジタルトランスフォーメーション(DX)を実現し、次世代型の物流を体現する」と物流本部の岡田真也物流改革部長は言う。同社の物流改革とロボット活用はいかなるものかを知るべく、プラネット埼玉にお邪魔した。
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機械工具専門卸商社のトラスコ中山は、先端的な物流センター「プラネット埼玉」(埼玉県幸手市)にパレタイズロボットシステムを導入した。だがそれも多彩なロボット活用の一端に過ぎない。プラネット埼玉は「物流のデジタルトランスフォーメーション(DX)を実現し、次世代型の物流を体現する」と物流本部の岡田真也物流改革部長は言う。同社の物流改革とロボット活用はいかなるものかを知るべく、プラネット埼玉にお邪魔した。
Mujin(ムジン、東京都江東区、滝野一征最高経営責任者)は3月16日、紙製品を製造販売する協和紙工(愛媛県四国中央市、篠原俊二社長)の第 2ロジスティクスセンターに知能ロボットシステム「MujinRobot(ムジンロボット)デパレタイザー」2台を導入したと発表した。
愛知県の「あいちロボット産業クラスター推進協議会」は3月8日、岐阜県各務原市にある八幡ねじ(愛知県北名古屋市、鈴木則之社長)の物流センター「テクノセンター」で「第21回製造・物流等分野ロボット導入実証ワーキンググループ(WG)」を開催した。物流自動化がテーマで、八幡ねじとシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)の豊電子工業(愛知県刈谷市、盛田高史社長)が物流自動化の取り組みについてそれぞれ紹介した。
ノルウェーのロボット自動倉庫メーカーのオートストアは2月24日、倉庫管理に関する調査レポート「2023年 倉庫管理・フルフィルメントに向けた5つの課題について」を発表した。北米や欧州、アジアの経営者や物流責任者など300人以上に倉庫管理における課題についてアンケートを取った。その結果から、コストの増加や自動倉庫システムの導入など5つの課題を分析している。
オカムラは2月17日、静岡県御殿場市の物流機器ショールーム「LUX(ルクス)」で「自律移動ロボットORV見学会」を開催した。午前と午後の2回開催で、導入を検討する企業の責任者など合計で約50人が参加した。
シャープは2月14日、「多階層ロボットストレージシステム」の受注を開始した。倉庫でのピッキング作業を自動化・省力化するシステムで、自動搬送ロボットが商品棚やパレットなどを運ぶ「グッズ・トゥ・パーソン(GTP)」方式を採用した。
東京都江東区の東京ビッグサイトで1月25日~27日、「ファクトリー・イノベーション・ウイーク」などロボット関連の展示会が同時開催された。来場者の注目を集めたのは、検査工程や物流の自動化だ。従来よりも作業内容が複雑で高度な用途の提案が目立った。また、新技術の展示も多く、近未来を感じさせる提案に来場者は足を止めた。
ブリヂストンは2月1日、社内ベンチャーとして今年1月に発足したソフトロボティクスベンチャーズ(音山哲一最高経営責任者<CEO>)を紹介するイベント「ブリヂストン・ソフトロボティクス・デー」を都内の自社施設で開催した。同日にはブリヂストンとアセントロボティクス(東京都渋谷区、久夛良木健CEO)の資本業務提携も発表し、「ソフトロボティクス事業のベースは共創。協業により新たな価値を生み出していきたい」と音山CEOは述べた。
ラピュタロボティクス(東京都江東区、モーハナラージャー・ガジャン最高経営責任者)は1月26日、米国法人を設立すると発表した。米国進出の足掛かりとしてシカゴにオフィスを設け、ピッキング・アシスト・ロボット「ラピュタPA-AMR」などを物流業界に提案していく。
米国の自律移動型搬送ロボット(AMR)メーカーのLocus Robotics(ローカスロボティクス)は1月、日本市場への参入を表明した。インテリアデザイナー向けの建材サンプル発送サービス「マテリアルバンク・ジャパン」の倉庫にAMR25台を導入。「これを機に日本市場へ参入する。日本はロボットを受け入れる土壌がある国。日本で展開することを楽しみにしている」とリック・フォーク最高経営責任者(CEO)は言う。