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2019.09.13

硬さ試験機とロボットを組み合わせて披露/ミツトヨ

 計測機器メーカーのミツトヨは、東京都江東区の東京ビッグサイトで9月11日から開かれている「第15回総合試験機器展」で、新製品のロックウェル硬さ試験機「HR-620B」を協働ロボットと組み合わせて披露した。
 担当者は「新たな計測方法を取り入れ、試験機の形を変えた。これによってロボットと組み合わせて使えるようになった」と胸を張る。
 展示したシステムでは、デンマークのユニバーサルロボット製協働ロボットが、雑然と積まれたばら積みの計測対象物を持ち上げてHR-620Bの計測台(テーブル)にセット。計測後の対象物はロボットが取り外し、硬度基準を満たす物と満たさない物に分ける。
 ロックウェル硬さ試験機は計測の対象物にとがった金属棒を押し込んで、その食い込んだ深さから硬度を算出する装置。新製品のHR-620Bは金属棒の押し込み方を見直すことで、テーブルを広く、可動式にできた。そのため、ロボットによる対象物の載せ替えがしやすくなった。

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