
なるか!? リニア搬送の普及元年
リニア搬送システムが注目を集めている。各種コンベヤーに代わる搬送方式として、以前から欧米メーカーを中心に提案が盛んだった。さらに昨年11月には、三菱電機が製品化を表明すると、国内からの関心が一層高まった。1月31日~2月2日に東京都江東区の東京ビッグサイトで開催された自動化と計測の技術展「IIFES(アイアイフェス) 2024」でも、多くの企業がリニア搬送システムを展示した。
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リニア搬送システムが注目を集めている。各種コンベヤーに代わる搬送方式として、以前から欧米メーカーを中心に提案が盛んだった。さらに昨年11月には、三菱電機が製品化を表明すると、国内からの関心が一層高まった。1月31日~2月2日に東京都江東区の東京ビッグサイトで開催された自動化と計測の技術展「IIFES(アイアイフェス) 2024」でも、多くの企業がリニア搬送システムを展示した。
ブリヂストンの社内ベンチャーであるソフトロボティクスベンチャーズは2月9日から14日までの6日間、東京の渋谷で展示イベント「想いは筋肉に宿る」を開催している。同社が開発したゴム人工筋肉を使って、体験型のオブジェを制作した。この人工筋肉は同社が販売するロボットハンドに使用されているが、「他にもさまざまな可能性を模索したい。そのためにも、まずは多くの人にその存在を知ってもらいたい」と今回のイベントを企画したメンバーの一人である手塚晶子さんは言う。
アクセンチュアとMujin(ムジン、東京都江東区、滝野一征最高経営責任者<CEO>)は1月25日、合弁会社Accenture Alpha Automation(アクセンチュア・アルファ・オートメーション、略称AAA、東京都港区、岩佐知厚社長)を設立したと発表した。
デンマークの協働ロボットメーカーのユニバーサルロボット(UR、日本支社=東京都港区、山根剛代表)は1月30日、ユーザーのロボット活用を支援する無料サービス「カスタマーサクセスプログラム」を開始したと発表した。
安川電機は自動化にデジタルデータのマネジメントを加えたコンセプト「i³-Mechatronics(アイキューブ メカトロニクス)」を実現する新しいコントローラーソリューション「iCube Control(アイキューブコントロール)」の本格展開に乗り出した。
昨年12月から順次公開してきた国際ロボット展(iREX)の展示リポートも今回で最後となる。これまでもさまざまな製品やサービス、ソリューションを紹介してきたが、注目すべき展示はまだまだ多い。vol.26では、会場で見つけた見逃せない展示を次々に紹介する。
ロボットは成長産業であり、日々新たなアプリケーション(活用方法)が登場している。広がるニーズに応えるため、工夫を凝らした独自構造の製品で差別化を図る企業も多い。vol.25では、独自構造で異彩を放つロボットやアクセサリー(付属品)などを紹介する。
各種ロボットや自動化システムは、減速機やモーター、ベアリングなどの機械要素部品で構成される。それら要素部品のメーカーも、2023国際ロボット展(iREX2023)には数多く出展した。製品の性能やラインアップを訴求するだけでなく、新たなアプリケーション(活用方法)を提案する企業も多かった。
ヒト型ロボットは大きな注目を集めている分野の一つだ。産業用ロボットとして提案するメーカーは多岐にわたるアプリケーションを披露し、実用性の高さをアピールする。一方、ヒト型ロボットを研究用途に提案する企業もあり、価格競争力の高さなどを武器に攻勢をかける。vol.23ではヒト型ロボットの各社の展示を紹介する。
ロボットシステムやFA(ファクトリーオートメーション=工場自動化)システムに欠かせない重要な要素の一つが空圧機器だ。各メーカーは国際ロボット展の会場で最新の空圧機器を展示した。それだけでなく、今回展では空圧と他の技術を最適に組み合わせたベストミックスの提案も目立った。