• 連載
2023.01.16
★お気に入り登録

[活躍するロボジョvol.15]アニメ好きが高じて設計の道へ/安川電機 青島知美さん

入社3年目でメイン担当に抜てき

「困った時はなるべく早く先輩や上司に相談するよう心掛けています」と青島さん

 18年に入社後、1年間の研修を経て最初に配属されたのは人協働技術課。入社3年目の当時、同社では協働ロボットのリニューアルが進行中で、限られたメンバーで多くの機種の設計をこなす必要があり、青島さん自身もメイン担当として調達や仕事の割り振りまで経験した。「一からの開発ではないものの、初めて経験することばかりで大変でした」と話す。  「リニューアルが完了する前に部署を異動することになりましたが、何とか仕事を進められたのは、グループ内でたくさんフォローしてもらったおかげです。根性論と言われるかもしれませんが、あきらめないことの大切さを学びました」と語る。

ソフトとハードの知見生かしたい

「まずは目の前の製品化を一つずつやり遂げたい」と語る

 青島さんは東京都出身で明治大学に通ったが、北九州市に移り住んで5年になる。忙しい毎日だが、頑張るにはその支えとなる楽しみも必要だ。「朝のロッカーやコピー機前での雑談がちょっとした楽しみ。話しかけてもらえることがうれしい」と笑う。また、休日は自宅で過ごすことが多いが、旅行に行くことも。九州では鹿児島県を除く6県には行ったことがある。    「新型コロナウイルス禍で旅行しにくくなってしまいましたが、コロナ禍が落ち着いたら鹿児島や沖縄に行ってみたいです」と言う。  将来の目標の一つとして「これまでロボットが使われていなかった分野で活躍できるロボットを開発したい」と話す青島さん。また、大学で学んだのは主にソフトウエアの技術で、現在取り組んでいるのはハードウエアの設計。「まずはハード設計の技術を一通り身につけたいです。そして将来的には大学時代に学んだ制御工学を生かして、システム全体の設計や開発にも取り組んでみたいです」 と語る。

(ロボットダイジェスト編集部 松川裕希)

★お気に入り登録

BASIC KNOWLEDGE