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2020.06.24
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ロボットと人の協働を最適化する提案を/コスメック

ロボットが稼働する現場が急激に増えた。しかし、全ての工程をロボットに置き換えられる訳ではない以上、ロボットをうまく使うには、人との協働や共存が欠かせない。新型コロナ禍を受け生産活動が停滞しがちな今、改めてロボットと人の協働を見直し、最適化を図ってはどうだろうか。ロボットハンドやツールチェンジャーなどロボット周辺機器も数多くラインアップするFAメーカーのコスメック(神戸市西区、白川務社長)は7月1~3日にウェブ展示会「FA・ロボット・溶接展」を開催する。展示会に合わせて発売する新製品も注目だ。

ウェブ展示会で新製品を披露

プレオープンした展示会サイトではオンラインセミナーの申し込みを受け付けている

 コスメックは7月1~3日に、自社ホームページ上でウェブ展示会「FA・ロボット・溶接展」を開催する。新型コロナ禍はあらゆる面で産業や経済に影響を及ぼしており、ロボット業界でも展示会の中止が相次いでいる。同社では年に数度、展示会に合わせて新製品を発表することが多かったが、今年は新製品を発表する機会をなくしていた。  白川社長は「新型コロナ禍の中でも、現時点で納期の遅延はなく、供給責任を果たすことができている。開発チームも時間や場所を分散して製品開発を進めてきた。その中のいくつかが7月に発売できる見込みとなり、お客さまに提案する場としてバーチャル空間での展示会を選んだ」と話す。

現実に近いコンテンツを

多品種少量生産を自動化した第2工場のロボット

 トップページでは、現実の展示会でブースを作ったかのようなイメージをCGで表現する。クリックすると出展製品を確認できる仕組みだ。ブースの中では、ロボットや製品をクリックすると説明文や動画で詳しく見ることができる。出展するコンテンツは「新製品」「ロボットデモ」「搬送・ワーク固定」「段替え・位置決め」の4カテゴリー。それぞれ4~5点ずつ展示し、合わせて15~20点の製品を出展する。  また、オンラインセミナー(事前予約制)も併せて開催する。1日3テーマずつ、毎日同じテーマで実施するので都合が良い日時で受講できる。「時間の許す限り、チャット形式で質問にも答えていきたい」と白川社長。同社が自社工場に導入した、多品種少量生産を自動化するロボットシステムも教材になる予定で、同じく多品種少量生産を自動化したいと考える技術者や経営者は必見だ。